オンラインテストモードとシミュレーションモードを使用して、回路プログラムの実行と入力状態への反応を監視で きます。
シミュレーションモードとの相違
シミュレーションモードでPC上の回路プログラムを実行します。そのために、IDEC SmartRelayを必要としません。入力ステータスをPCに事前設定できます。
オンラインテストでは、回路プログラムをIDEC SmartRelay上で実行します。ユーザーは、このIDEC SmartRelayの「動作」を監視します。入力ステータスは、IDEC SmartRelay入力の実際の状態と対応します。
オンラインテストの前提条件
PCがIDEC SmartRelayとリンクしている必要があります。
テスト対象の回路プログラムは、FBDフォーマットでもLADフォーマットでも、IDEC SmartRelayに転送されていれば動作します。
WindLGC上とIDEC SmartRelay上との回路プログラムを同じものにします。必要に応じて、プログラム をIDEC SmartRelayからPCへアップロードするか、PCからIDEC SmartRelayへダウンロードします。
最高30個のブロックのパラメータを監視できます。モニタ可能なブロック数は 、多数のパラメータを持つブロック(アナログSFBなど)を監視する場合に、比例して低減します。
オンラインテストを開始するには
[ツールオンラインテスト]メニューコマンドを選択します。
IDEC SmartRelayが停止状態の場合、[開始]ボタンで開始します。
結果として、IDEC SmartRelayで回路プログラムが実行されます。
モニタモードが開始します。
モニタ対象のパラメータを持つブロックを選択します。
結果として、選択したブロックのパラメータの動作変化が「ライブ」で 表示されます。
停止状態へのIDEC SmartRelayの切り替え
WindLGCを使用してIDEC SmartRelayを停止するには、[停止]アイコンをクリックします。
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FL1Cデバイスシリーズ以降では、オンラインテストがサポートされています 。 |
発生可能なエラー
次のエラータイプは発生する可能性があります。
使用中のIDEC SmartRelayではオンラインテストがサポートされていない。
対処法: 最新のIDEC SmartRelayデバイスシリーズをインストールします。
PC上とIDEC SmartRelay上とのプログラムが異なる。
対処法: 回路プログラムをIDEC SmartRelayからPCへアップロードするか、PCからIDEC SmartRelayへダウンロードします。
限度を超えたパラメータ数/ブロック数を同時にモニタしようとしている。
対処法: 同時にモニタするパラメータ数/ブロック数を低減します。
PCとIDEC SmartRelayとの間の通信が中断された。
対処法: 接続を再確立します。