アップ/ダウンカウンタ

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簡単な説明

パラメータ設定に応じて、入力パルスによって内部値が増加または減少 します。 構成されたしきい値に達すると、出力が設定、またはリセットされます 。カウントの方向は、入力Dirでの信号によって変更できます。

 

接続

説明

入力R

入力R (リセット)での信号で、出力および内部カウンタ値を開始値(StartVal)にリセットします。

入力Cnt

このファンクションは、入力Cnt01に移行する回数をカウントします。1から0への移行はカウントしません。

  • 高周波数カウント(FL1E-H12RCE, FL1E-B12RCEおよびFL1E-H12SNDのみ): 最大5kHz

  • これ以外の入力または回路素子は、低頻度カウント(通常4 Hz)に使用します。

入力Dir

入力Dir (方向)は、以下のようにカウントの方向を決定します。

Dir = 0:上方向
Dir = 1:下方向

パラメータ

オン: オンしきい値

 値の範囲: 0...999999

オフ: オフしきい値

 値の範囲: 0...999999

開始値:ダウンまたはアップでカウントを開始する初期値。

保持設定(オン)=ステータスがメモリで保持されます。

出力Q

Qは、Cntでの実効値および設定されたしきい値に応じて、設定またはリセットさ れます。

パラメータOnおよびOff

オンしきい値Onおよびオフしきい値Offは、既にプログラムされた別のファンクションの値によって与えること ができます。

ブロック番号によって必要なファンクションを選択します。

タイムチャート

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機能の詳細

ファンクションは、入力Cntでのすべての正のエッジによるカウント1つごとに、内部カウンタを増加(Dir = 0)または減少(Dir = 1)します。

リセット入力Rでの信号で、内部カウンタ値を開始値にリセットできます。R=1であるかぎり、出力Q0で、入力Cntでのパルスはカウントされません。

出力Qは、Cntでの実効値および設定されたしきい値に応じて、設定およびリセットさ れます。計算する場合は、以下の規則を参照してください。

計算規則

 

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FL1AFL1D:

開始値パラメータはありません。カウンタは常に0からアップまたはダウンカウントします。

FL1AFL1B:

オフパラメータはありません。このため、計算規則は該当しません。

注意

ファンクションは、カウンタの制限値を各サイクルに1度ポーリングします。

このため、高速入力I3I4I5、またはI6でのパルスがスキャンサイクル時間よりも高速の場合、指定された制限 値を超過するまでSFBが切り替わらないことがあります。

:サイクルごとに最高100パルスをカウントできます。この時点では900パルスがカウントされています。On = 950Off = 10000です。値が1000に達すると、出力は次のサイクルで設定されます。

Off = 980の場合、出力はまったく設定されません。

スキャンサイクル時間

IDEC SmartRelayのスキャンサイクル時間の決定方法については、IDEC SmartRelayマニュアルの付録を参照してください。

 

概要