階段の照明システムにおける必要条件
階段の照明システムにおける基本的な必要条件は以下の通りです。
人が階段にいるとき、照明をオンにする。
人が階段にいないとき、節電のために照明をオフにする。
従来方式
こうした照明システムには、以下の 2 通りの制御方法があります。
オルタネイト
スイッチ : 照明がオフのときにプッシュボタンを押すと、照明が オンになります。 照明がオンのときにプッシュボタンを押すと、照明は再びオフになります。
短所: 照明の消し忘れがよくある。
自動点灯スイッチ : プッシュボタンを押すと、照明はオンになります。 設定したオフ
ディレー時間が経過すると、照明は自動的にオフになります。
短所 : 照明を長時間つけておけない。 通常、切換スイッチは階段照明のタイマの内部にあり、切り換えが困難あるいは無理な場合がある。
両システムに配線の違いはありません。
WindLGC を使用した解決策
IDEC SmartRelay を使用すれば、オルタネイト スイッチや自動点灯スイッチを代用することができます。
また、IDEC SmartRelay の特殊ファンクション ブロックである消灯警報付オフ ディレー スイッ チを使用して、階段用に簡単な自動点灯スイッチを作成することもできます。
IDEC SmartRelay が 1 台あれば、オルタネイト スイッチと自動点灯スイッチの両方の機能を実行できます。 さらに、配線を変更しなくても、既存のシステムに新しい機能を追加できます。 オルタネイト スイッチと自動点灯スイッチの両方の特長を備えたプログラムの例を以下に挙げます。
プッシュボタンを押す 照明はオンになり、設定したオフ
ディレー時間を経過すると、再びオフになる。
プッシュボタンを押したままにする 照明はオンのままになる。
プッシュボタンを 2 回押す 照明はオフになる。
IDEC SmartRelay を使用すれば、階段や通路に対する既存の照明システムの配線をそのまま利 用できます。 取り替えるのは、自動照明タイマとオルタネイト スイッチだけです。
また、オルタネイト ディレー スイッチの特殊ファンクション ブロックを 1 つ追加す るだけで、すばやく簡単に機能を追加できるので、配線の追加や余分な費用も必要あ りません。