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装置シリーズFL1B以前の説明については、下記を参照してください。 |
簡単な説明
このファンクションは、IDEC SmartRelayがRUNモードのときに、IDEC SmartRelayディスプレイに他のブロックのメッセージ出力とパラメータを表示します。
注:IDEC SmartRelay FL1E装置シリーズは、IDEC SmartRelay FL1D装置以前がサポートしなかった多くの新しいメッセージ出力機能をサポートしています。 ただし、お使いになっている回路プログラムで、新しい機能が付いたIDEC SmartRelay FL1Eメッセージ出力ファンクションブロックを使用するか、またはIDEC SmartRelay FL1Dメッセージ出力ファンクションブロックを使用するかを選択できます。この選択は、[ファイル->メッセージ出力選択]ダイアログでその他のグローバル設定とともに実施します。 IDEC SmartRelay FL1Dメッセージダイアログ下部のボタンを使用して、メッセージ出力のファンクションを新しい機能を備えたIDEC SmartRelay FL1Eスタイルに変更することもできます。 使用している回路プログラムで、IDEC SmartRelay FL1Dメッセージ出力ファンクションブロックとIDEC SmartRelay FL1Eメッセージ出力ファンクションブロックを、混合して適合させることはできません。
接続 |
説明 |
入力En |
入力En (有効化)で0が1に移行すると、メッセージ出力の出力がトリガされます。 |
入力P |
Pはメッセージ出力より優先されます。 優先度は0が最低で、30が最高です。 Ack:メッセージ出力の承認 |
パラメータ |
テキスト: メッセージ出力の入力 パラメータ: 既に設定された別のファンクションのパラメータまたは実効値(「表示可能なパラメータまたは実効値」を参照) 時間: 継続的に更新される時刻を表示します 日付: 継続的に更新される日付を表示します EnTime: 0から1への移行の時刻を表示します EnDate: 0から1への移行の日付を表示します |
出力Q |
メッセージ出力が待機中であるかぎり、Qは設定されたままになります。 |
機能の詳細
入力Enで信号が0から1に移行すると、ディスプレイはRUNモードで設定されたメッセージ出力(実効値。テキスト、TOD、日付)を出力します。
承認が無効(Ack =オフ):
入力Enで0から1に信号が移行すると、メッセージ出力が非表示になります。
承認が有効(Ack =オン):
入力Enが0にリセットされると、[OK]ボタンを押して承認するまでメッセージ出力が表示されます。入力Enが高であるかぎり、メッセージ出力を承認できません。
複数のメッセージ出力ファンクションがEn=1でトリガされた場合、最高優先度(0 =最低、30 =最高)のメッセージが表示されます。つまり新しいメッセージ出力は、その優先度がそれまで有効なメッセージ出力の優先度より高い場合にのみ表示されることを意味します。
メッセージ出力が無効にされた、または承認された後に、ファンクションは、最高の優先度が必要となる以前アクティブであったメッセージを自動的に表示します。
RUNモードでの表示とメッセージ出力の表示を、ボタンと
ボタンによって切り替えることができます。
制限事項
最大10のメッセージ出力ファンクションを使用できます。
設定時に注意すべき特定の特性
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[全般]領域 ここには、以下の設定があります。
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[ブロック]領域 すべての回路プログラムブロックとそのパラメータのリストを表示しま す。
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[全般パラメータ]領域 現在の日付のような、一般的パラメータを表示します。
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[ブロックパラメータ]領域 [ブロック]領域から選択したブロックの、メッセージ出力に出力できるパラメータを表示します。
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[挿入]ボタン [ブロックパラメータ]または[全般パラメータ]領域から選択したパラメータを、メッセージ出力に挿入するボタン。
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[メッセージ]領域 メッセージ出力を、この領域に配置します。この領域に入力された情報は、IDEC SmartRelayで表示されるものと一致します。
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[削除]ボタン [メッセージ]領域からエントリを削除するボタン [特殊文字]ボタン [メッセージ]領域に特殊文字を挿入するボタン |
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[新規スタイルメッセージおよび設定を有効化] 新しい機能付きIDEC SmartRelay FL1Eスタイルメッセージ出力に切り替えるボタン。 続けて[ファイル->メッセージ出力設定]ダイアログを完成して、IDEC SmartRelay FL1Eスタイルメッセージ出力の設定を設定する必要があります。 これを選択すると、メッセージ出力はすべてIDEC SmartRelay FL1Eスタイルになります。 |
メッセージ出力を配置するには
[ブロック]領域から、パラメータを出力する元となるブロックを選択します。
必要なパラメータを、[ブロックパラメータ]領域から[メッセージ]領域に、ドラッグアンドドロップします。[挿入]ボタンを使っても、これを実行できます。
[メッセージ]領域で、必要に応じてパラメータデータを追加できます。
シミュレーションモード
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FL1A~FL1B: 以下の仕様が適用されます。 |
RUNモードでの設定されたメッセージ出力の表示
接続 |
説明 |
入力En |
入力En (有効化)で0から1に移行すると、メッセージ出力が出力されます。 |
パラメータP |
Pはメッセージ出力より優先されます。 優先度は0が最低で、9が最高です。 |
パラメータ |
Par: 既にプログラムされた別のファンクションのパラメータまたは実効値(「表示可能なパラメータまたは実効値」を参照) |
出力Q |
メッセージ出力が待機中であるかぎり、Qは設定されたままになります。 |
機能の詳細
RUNモードで、入力Enで信号が0から1に移行すると、設定されたメッセージ出力のディスプレイへの出力がトリガされます。承認属性が設定されていな い状態で入力Enが1から0に移行すると、メッセージ出力が閉じられます。承認属性が設定されている場合、入力En=0で、IDEC SmartRelayで[OK]を使用してメッセージが承認されるまで、メッセージ出力は閉じません。メッセージ出力が表示されているかぎり、出力Qでのステータスは1のままです。
En=1でトリガされる複数のメッセージ出力ファンクションのなかで、最高の優先度のものが表示されます。IDEC SmartRelayのボタンを押すと、低優先度のメッセージも表示できます。
IDEC SmartRelayのボタンと
を使用して、標準表示とメッセージ出力表示を切り替えることができます。
制限事項
最大5つのメッセージ出力ファンクションを使用できます。
設定時に注意すべき特定の特性
メッセージ出力を、ブロックプロパティダイアログで設定できます。各メッセージ出力に最大4行(IDEC SmartRelayのテキストディスプレイには4行あります)を入力し、優先度を設定できます。カーソルキーまたはマウスを使用し て、次の行に移動できます。ENTERキーを押して、ブロックプロパテキダイアログのすべての入力を確定し て、ダイアログを閉じます。
他のブロックの実効値も、テキスト行に入力できます。[ブロック]ダイアログから関連するブロックを選択することで入力できます。[パラメータ]ダイアログが開いて、選択したブロックに使用できるすべてのパラメー タのリストが表示されます。このダイアログで選択するパラメータが、 選択したテキスト行に書き込まれます。これで、メッセージ出力を呼び出したときに、パラメータの実効値が含まれます。
[メッセージを承認]属性を設定して、メッセージを閉じる前に承認する必要があるかどうか を指定します。
シミュレーションモード