簡単な説明
構成された時間は監視入力での信号によりトリガされます。この時間が 経過すると、出力が設定されます。
接続 |
説明 |
入力R |
タイムツーゴー(MN)の持続時間中に、入力Rでの正のエッジ(0から1への移行)により、入力Qがリセットされ、 カウンタで構成された値MIが設定されます。 |
入力En |
Enは監視入力です。IDEC SmartRelayはこの入力のオン時間をスキャンします。 |
入力Ral |
入力Ral (すべてリセット)での正のエッジにより、稼働時間カウンタ(OT)および出力がリセットされ、タイムツーゴー値(MN)が設定されているメンテナンス間隔(MI)に設定されます。
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パラメータ |
MI: 時間と分の単位で指定されたメンテナンス間隔 値の範囲: 0000~9999時、0~59分 OT: 累積合計動作時間。オフセット開始時間を時間と分で入力します。 Q
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出力Q |
タイムツーゴーMN = 0の場合、出力が設定されます。以下の場合、出力がリセットされます。
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パラメータMI
メンテナンス間隔MIは、既にプログラムされた別のファンクションの実効値によって指定す ることができます。
アナログ比較:Ax Ay
アナログトリガ:Ax
アナログリニア変換:Ax
アナログマルチプレクサ:AQ
アナログ台形制御:AQ
アナログ演算:AQ
PI制御:AQ
アップ/ダウンカウンタ:Cnt
ブロック番号によって必要なファンクションを選択します。
タイムチャート
MI = 設定された時間間隔
MN = タイムツーゴー
OT = Ral入力での直前の1信号以降に経過した合計時間
これらの値は常に保持されます。
機能の詳細
稼働時間カウンタは入力Enを監視します。この入力のステータスが1であるかぎり、IDEC SmartRelayは経過した時間およびタイムツーゴーMNを計算します。IDEC SmartRelayは、設定モードに設定されると、これらの時間を表示します。タイムツ ーゴーが0のとき、出力は1に設定されます。
入力Rでの信号で、出力Qをリセットし、タイムツーゴーカウンタを指定された値MIにリセットします。稼働時間カウンタOTは影響を受けず、そのままです。
入力Ralでの信号で、出力Qをリセットし、タイムツーゴーカウンタを指定された値MIにリセットします。稼働時間カウンタOTが、0にリセットされます。
Qパラメータの設定に基づいて、入力RまたはRal (「Q R」)でのリセット信号によって、またはリセット信号が1のとき、またはEn信号が0 (「Q
R+En」)のときに、出力がリセットされます。
MI、MN、およびOT値の表示
WindLGCで[ツール -> 転送:稼働時間カウンタ]メニューコマンドを使用して、稼働時間カウンタをフェッチできます。
OTの制限値
OTでの動作時間の値は、入力Rでの信号によって稼働時間カウンタをリセットするときに保持されます。リセット入力Rでのステータスに関係なく、稼働時間カウンタOTはEn = 1である限りカウントを続行します。OTのカウンタ制限値は99999時間です。稼働時間カウンタは、この値に達すると停止します。
プログラミングモードで、OTの初期値を設定することができます。カウンタは、ゼロ以外の任意の値 で動作を開始します。MNは、MI値とOT値に基づいて、開始時に自動的に計算されます。
例:MI = 100、OT = 130、結果はMN = 70
パラメータの事前設定
WindLGCでは、MIとOTの開始値を定義できます。
該当するチェックボックスを選択して、QがEnに依存しないことを決定します。
稼働時間カウンタの保持
通常、IDEC SmartRelayの稼働時間カウンタは保持されます。
ただし、停電後に稼働時間カウンタの値が失われた場合、使用している回路プログラムのそれぞれのブロッ クを選択します。稼働時間カウンタを右クリックして、[ブロックプロパティ > パラメータ]を選択します。オプション[保持力]がアクティブで、変更不可能(灰色表示)であることが必要です。
[保持力]オプションを使用できない場合、そのブロックを削除して、新しい特殊 ファンクション[稼働時間カウンタ]を、同じ位置に挿入します。
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FL1A~FL1D: メンテナンス間隔(MI)と動作時間の開始時間(OT)の単位は時間でした。これらの値は、FL1E装置シリーズの前の別のファンクションによって指定することはできま せんでした。 |