基本

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アナログとデジタル

アナログ信号は物理量であり、与えられた範囲のどのような値(連続した中間の値)でも取ることができます。アナログの反対のものがデジタルですデジタル信号は、以下の2つの状態のみを識別します。 01、つまり「オフ」と「オン」の場合のみで

電気信号からアナログ値へ

イベントの基本的順序

IDEC SmartRelayが物理量を処理するには、複数のステップが必要です。

  1. IDEC SmartRelayは、0 V10 Vの電圧または0 mA20 mAの電流を、1つのアナログ入力として読み取ることができます。
    このため、物理量(温度、圧力、速度など)を、1つの電気量に変換する必要があります。この変換は、外部のセンサで実 行します。

  2. IDEC SmartRelayは、電気量を読み取り、さらに処理して、これを01000の範囲の標準化された値に変換します。この値は、アナログ特殊機能の入力で回路プログラムに適用 されます。

  3. 標準化された値をアプリケーションに適用するため、IDEC SmartRelayは、ゲインとオフセットを考慮しながら、アナログ特殊機能を使用して アナログ値を計算します。アナログ値は、特殊機能(アナログリニア変換など)によって評価されます。アナログ特殊機能にアナログ出力がある場合、 アナログ値は特殊機能の出力にも適用されます。

  4. IDEC SmartRelayを使用して、アナログ値を変換して電圧に戻すこともできます。この場 合、電圧は010 Vの値をとることができます。

  5. この電圧を使用して、IDEC SmartRelayは外部アクチュエータを制御することができ、アクチュエータはこの電 圧およびアナログ値を変換して、物理量に戻すこともできます。

以下の図に、このイベントの順序を示します。

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ゲイン

標準値にパラメータを乗算します。このパラメータを使用して、電気量 を多少高めることができます。 このため、このパラメータは「ゲイン」と呼ばれます。

原点オフセット

増大した標準化値にパラメータを加算または減算できます。

このパアメータを使用して、電気量の原点を多少移動することができま す。 このため、このパラメータは「原点オフセット」と呼ばれます。

ゲインとオフセット

これにより、アナログ値を以下のように計算します。

アナログ値= (標準化値ゲイン) + オフセット

 

以下の図に、この式およびゲインとオフセットの意味を示します。

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図中のグラフの直線は、どの標準化値がどのアナログ値に変換されよう としているかを示しています。ゲインは直線の傾きに対応し、オフセッ トは直線のy軸通過点の原点からの移動量に対応します。

アナログ出力

特殊ファンクション(アナログ出力付き)実際のアナログ出力に接続する場合、アナログ出力は01000の値のみを処理できることに注意してください。

 

WindLGCに可能な設定

IDEC SmartRelayに可能な設定

 

加熱制御

 

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