簡単な説明
参照されたアナログ演算ファンクションブロックにエラーが発生すると、アナログ演算エラー検出ブロックが出力を発生します。
接続 |
説明 |
入力En |
アナログ演算エラー検出ファンクションブロックを有効にします。 |
入力R |
出力をリセットします。 |
パラメータ |
参照対象のFB: アナログ演算命令のブロック番号 検出対象エラー: ゼロによる除算、オーバーフロー、または[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] 自動リセット: 傷害状態が解消されると、出力をリセットします。 |
出力Q |
参照されるアナログ演算ファンクションブロックの最後の実行で検出対象のエラーが発生すると 、Qが高に設定されます。 |
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FL1A~FL1D: FL1Eよりも前には、アナログ演算エラー検出ファンクションブロックは存在しませんでした。
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パラメータ参照対象のFB
参照対象FBのパラメータ用の値は、既にプログラムされているアナログ演算ファンクションブロックのブロック番号を参照します。
機能の詳細
アナログ演算エラー検出ファンクションブロックは、参照対象のアナログ演算ファンクションブロックにエラーが発生すると、出力を設定します。 ゼロによる除算エラー、オーバーフローエラー、またはどちらかのタイ プのエラーが発生したときに、出力を設定するように、ファンクション をプログラムすることができます。
[自動リセット]チェックボックスを有効にすると、ファンクションブロックが次に実行 される前に、出力がリセットされます。 有効にしなかった場合、アナログ演算エラー検出ブロックがRパラメータでリセットされるまで、出力はその状態を保持します。
スキャンサイクルで、参照対象のアナログ演算ファンクションブロックが、アナログ演算エラー検出ファンクションブロックより前に実行すると、エラーはその スキャンサイクルで検出されます。参照対象のアナログ演算ファンクションブロックが、アナログ演算エラー検出ファンクションブロックの後に実行すると、エラーは次のサ イクルで検出されます。
アナログ演算エラー検出論理表
下表で、「検出対象エラー」は、検出する対象のエラータイプを選択するアナログ演算エラー検出命令のパラメータを示します。 Zeroは、アナログ演算命令によって、実行の終了時点で設定されるゼロによる除算のビットを 示します: 1はエラーが発生した場合、0は発生しなかった場合です。 OFは、アナログ演算命令によって設定されるオーバーフロービットを示します: 1はエラーが発生した場合、0は発生しなかった場合です。 [ゼロによる除算] OR [オーバーフロー]は、参照対象のアナログ演算命令の、ゼロによる除算ビットとオーバーフロービットの論理ORを示します。 出力(Q)は、アナログ演算エラー検出ファンクションの出力を示します。 xは、ビットが"0"または"1"で、出力に影響しないことを示します。
検出対象エラー |
Zero |
OF |
出力(Q) |
ゼロによる除算 |
1 |
x |
1 |
ゼロによる除算 |
0 |
x |
0 |
オーバーフロー |
X |
1 |
1 |
オーバーフロー |
X |
0 |
0 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
1 |
0 |
1 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
0 |
1 |
1 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
1 |
1 |
1 |
[ゼロによる除算] OR [オーバーフロー] |
0 |
0 |
0 |
参照対象のアナログ演算FBがヌルの場合、出力は常に0です。